今日までの読了

龍馬―最後の真実 (ちくま文庫)

龍馬―最後の真実 (ちくま文庫)

僕は坂本龍馬を云々する以前に,龍馬を好きな連中(筆頭が武田鉄矢)が大嫌いなのである(何故か身内には龍馬より中岡慎太郎が好きだという不思議な者もおる).故に歴史なら何でもござれのところ,坂本龍馬についてはいささか不案内なのであった.おかげで龍馬に関するまとまった本を読むのは,これが初めて.どの程度の不案内かと言えば,何しろ,つい最近まで『雲龍奔馬』に登場する「千葉さな子」を,みなもと太郎が生んだ架空の人物だと信じていたほどで(^^;).彼女のことは司馬遼太郎も書いていたと言うのだが.

ジャズも,無論クラシックほど通暁しているわけではなく,近所にジャズドラム叩くヒトはいれども,音楽にもプレイヤーにもこれまで縁が無かったので,この2冊が文庫本になったのを幸い,入手して読んだもの.音楽の本は,美味しいご馳走の写真が並んでいる本と同じようなもので,その本だけでは雰囲気も何もさっぱり理解できないので,結局近所のレコード屋でCDを10枚ほど買い込む羽目になりました(^^;).わざわざCDを購入する気にさせられたのですから,この本が面白いことは間違いないですよ.